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YogaJayaに興味をもったきっかけ

前回のブログでは、Yogaを始めたきっかけをご紹介させて頂きましたが、そのきっかけとなったヨガスタジオであり、その後練習と学びを深め続け、講師としても約6年間教えさせて頂いていたYogaJaya(ヨガジャヤ)について、何回かのブログに分けてご紹介させて頂きます。今回のブログでは【YogaJayaに興味を持ったきっかけ】について触れていこうと思います。YogaJayaディレクターのパトリックについては、自分が興味を持っていた海外のミュージックフェスティバルでYogaを教えていたり、POSIVISIONというフリーペーパーや、雑誌SPECTATORへ、ミュージックカルチャーとヨガの繋がりについて書いていて、その記事が面白くてよく読んでいたことから知っていました。タトゥーが沢山入っていて、DJもやり、イベントもオーガナイズしているという、当時まだヨガについて無知だった頃に思い描いていたYogaの先生とは全然違くて、僕にとってはとても親近感があり、とても面白そうな人だなと思っていて、彼がオーガナイザーの一人でもあった「CROSSROADS」というイベントにも遊びに行っていました。「CROSSROADS」は、繋がり・共存・平和の扉を開くオープンで発展的なアイデアのもとに人々が集うために、パフォーマンス、アート、インスタレーション、アニメーション、オルタナティブライフスタイル、クラブカルチャーを一緒に結びつけたイベントでした。

Yogaを始めたきっかけ

初めてお会いする生徒さん方に、「ヨガをはじめたきっかけって何だったんですか?」とよく聞かれるので、このブログにて紹介させて頂こうと思います。Yogaに出会うまで僕の情熱の中心はエレクトロニックミュージックをはじめとする、音楽のみでした。その当時、心から情熱を持って取り組むことの出来ない仕事をし、月曜〜金曜日はお金を稼いで、週末はクラブに行ったりパーティーに行って遊んだりして、踊るのは楽しいという状態を繰り返し続ける生活をすることに当時悩んでいました。「情熱」と「仕事」が分離されていることに悩んでいたのです。それらはそのまま一体であるはずではないのか?と思っていました。実体験として最初に強くそれを感じたのは、2002年に初めて行った野外フェス「武尊祭」で出会ったコミュニティ経験でした。歩いているときに自然と目と目が合えば知らない人でも挨拶が自然にかわされ、演奏している人だったり、DJだったり、踊る人だったり、アクセサリーを売っている人、服を売っている人、食べ物を売っている人など、多様性に富んだ人達が得意な分野で自然に仕事を楽しんでしていて、その人それぞれのありのままの状態がそこにあり、自然と調和がとれていて、村みたいなものが出来上がっていたのです。そういう風な感覚で今の社会を生きることは出来ないのか?と、長いこと心の中で思っていました。2008年の夏、ひょんなことから当時一緒に住んでいた友人からYoga Jaya(ヨガジャヤ)というヨガスタジオのティーチャートレーニングの無料説明会に行かないか?という誘いがきて、Yogaはやったことなかったのに、オーナーのPatrick Oancia(パトリック・オアンシア)の話が面白そうだったからっていう理由だけで行ってみました。説明会でパトリックの話を聞くまでは、身体を動かすこと、つまりAsana=Yogaだと思っていました。そしたら全然違い、あくまでも一部に過ぎませんでした。ティーチャートレーニングの内容はヨガ哲学、解剖学、アサナなどいわゆるヨガに関するようなものに加え、ボディムーブメント、自己探求、持続可能な社会を作るための方法、プレゼンテーション、アーユルヴェーダ、ヨガとキャリアなど。説明会を聞いたとき、特に僕が興味を持ったモジュールは、ボディムーブメントや自己探求、そして持続可能な社会をどう作っていくかということでした。これらは野外フェスで遊んでいるときに感じていることと同じだったからです。そしてYogaというものがこの今生きている社会の中で応用できるということが驚きでした。そのときのパトリックの話では、ヨガのプラクティスをとおしてあることは、内観をして自分自身を深く理解すること、そして自分自身の行為の隅々まで意識を向けること、それをしつつ、社会、つまり自分以外の外側全部とどう関わっていくこと。それが結果としてそれが自分自身の生き方を拡げていき、自分の生きたい生き方を実現していきます。それは本当の意味で自分の人生に「責任」を持って生きるということ。さらにその自分が経験したことを分かち合うことにより、分かち合った人の生き方も広がっていく可能性もあって、それが連鎖していくことにより、社会が変わっていく可能性があるということでした。この説明会のときにパトリックの言っていたことと、自分のもともとやりたかったことが合致していて、この説明会を聞いたときに「これがYogaならやってみたい!」と直感的に心から思えていたので、そのときYogaを1度もやったことがないのにも関わらず、「ヨガ1回もやったことないのですが、このティーチャートレーニング受けることは可能ですか!?」と、直接パトリックに言いに行きました。さすがに、一度もやったことないのは...ということで、彼らがそのとき提示してくれたプログラムをまずやってみて、それでも受けたいと思ったら、申込をしてみてくださいということだったので、そのプログラムをやってみるためにYogaJayaに通い始めました。YogaのAsanaやPranayamaやMeditationの練習を通して、プラクティスを続けていくと、身体が健康であることが出来、それによって神経系に影響を与えて、ものごとが明晰に見え、それが創作やコミュニケーションにもポジティブな影響を与えることを実感していきました。またその練習は、DJをやっているときや、踊っているときの感覚とも似ていて、面白いなと感じていました。約半年間プログラムをやってみて、やはりYogaJayaのティーチャートレーニングを受講したいと思ったので、申込書を提出して、受理して頂くことができました。ちなみにティーチャートレーニングに申し込んだ時点ではYogaを教えようとはまだ思っていなくて、どちらかというとYogaというものへの探究心だけがあったように思います。でも結果的にはその後もずっとYogaJayaで練習と学びを深め続け、YogaJayaで教えることにもなり、今ではライフワークのように感じているほどYogaには情熱をもっていますし、パトリックやYogaJayaで出会った先生達や生徒さんから学んできたことや経験と人生経験を、今の僕のクラスに参加してくれた方々と分かち合って、その方達の暮らしをよりよくするツールになり、人と人が新たな繋がりを作っていってくれたら嬉しいと思っています。

Yoga Body − ヨガボディ−

“Yoga Body −ヨガボディ- "著者: Mark Singleton(マーク・シングルトン)”世界的なヨガ・ブームにもかかわらず、(瞑想用の座位を除いて)アサナが本当にインドのヨガ実践の伝統において中心的なものだったという証拠はほとんどない。ヨガの流派の多くが正統的ヨガを伝えていると主張しているにもかかわらず、中世からある身体重視のハタ・ヨガでさえ、アサナ中心であったという確証はない。今日のアサナ中心のヨガのありようは、近代以前にはみられなかったものなのである。- 本著 P3~P4より引用 - "この本は、国際的にひろがるアサナ(ポーズ)をとることを中心にした近代ヨガが、どのように始まったかを研究したもので、からだを動かすヨガをやっている方や、ヨガ=インドっていう風に思っている方には、一度は読んでほしいな〜と思う一冊です。僕がヨガをシェアするときのポリシーとしてあるのは・断定的な伝え方をしない。・客観的な事実と主観的意見を、両方伝える。そうする理由は、例えば、ヨガの文献、歴史、哲学の点からいうと、現在進行形で研究が進められていて、「いままで〜のように言われていたけど、実際はこういう情報が事実として発見されてきている」「こういう文献が発見された」といったことが毎年のようにあり、解剖生理学や脳科学などの点からいっても、「科学によって〜が証明された」というようなものが毎年のようにあります。また、練習の多様性は人の数だけ存在してるといえるほど本来多様なものだと思うからです。そんな中で、ヨガの講師が、断定的にヨガのことについて生徒さんに伝えるのは、ある種危険であると思います。なぜなら、生徒さんの中には、講師の言うことを全て信じきってしまうような生徒さんもいるからです。生徒さん側からすると、ヨガを始めた当初は色々なことがわからないので、そうなるのもしょうがないことだとは思います。でもそうなってしまった場合、生徒さんは特定の見方や意見になり、その講師が言っていること以外の見方や意見を持つことが難しくなってしまいます。そのくらい影響力が強くなる可能性があるので、「客観的事実としてこういうことがあがってきているけど、自分がそれをやってみてこういう感覚があるとか、経験をして、こういう意見がある。ただあくまでもそれは主観的な意見であって、それが必ずしも正しいわけではない。」と、そのように伝えられることのみ伝えることは非常に重要だと思うのです。そうすることで生徒さんひとりひとりが、ご自身のヨガのプラクティスと人生経験を経て、ときには学んできたことを疑問視し、こうなのではないかと自分は思うという主観的な意見を持ち、それに対しての調査も深く堀りさげ、自分の主観性を明確にしていこうとする姿勢を持ち、ご自身のライフスタイルに合わせた練習を自分で組み立て、日々の暮らしに活かせるヨガを習得できると思います。この本には現代のヨガシーンのあり方に繋がるなと腑に落ちる歴史的事実や研究結果が沢山詰まっています。ヨガについての視野をひろげたり、どのように自分が練習していったり、どのようにシェアをしていくかについて再考するときにも、インスピレーションをもらえる本だと思いますので、興味があるかたは是非一度お読みになってみてください。長文お読みになってくださり、ありがとうございました。Michi